ドラッグストアには数え切れないほどの多くの種類のトリートメントが並んでいますが、それだけ髪の傷みで悩んでいる人が多いことを物語っているのではないでしょうか。
トリートメント(treatment)の意味は、手当て。治療。特に、傷んだ髪の手入れです。
髪は爪と同じで死んだ細胞ですから、肌のような自己治癒力はなく、傷んだ髪が治ることはありません。
トリートメントは、髪の表面をコーティングして治ったように見せるだけです。
そしてメーカーは、トリートメントの効果を持続させるために、表面のコーティングが剥がれやすくなる洗浄力の強いシャンプーではなく、洗浄力の「穏やかな」弱酸性系のシャンプーの利用を勧めます。
しかし、トリートメントがシャンプーできちんと取れないと、髪に徐々に積み重なって髪の表面に蓄積して酸化し、ビルドアップによってゴワゴワ、ベタベタの髪になってしまいます。
トリートメントは、メイクでいうファンデーションのようなものですから、繰り返していれば、ファンデーションを幾層にも上塗りをしていることと同じで、少しずつ髪の毛を痛めてしまう原因になります。
髪の健康のためには、髪が傷んだからといってトリートメントを繰り返す負の連鎖を断ち切る必要があります。
そして、健康な髪や頭皮を取り戻すために最も大切なことは、生えてきた健康な髪の毛をなるべく痛ませないことです。
健康な肌や髪のためには、最小限のケアと良い生活習慣によって、肌が持っている「自らが潤う力」を引き出すことが最も大切です。
バリア機能が整っている肌は、水分・油分が肌の中でしっかりと保たれており、頭皮や髪の自浄作用がきちんと働いて、紫外線や大気の汚染物質、花粉などの刺激を受けにくく、肌や髪のトラブルを回避することができるのです。