肌と健康③合成シャンプーの諸問題

化学物質の安全性と国の姿勢

化学物質の安全性と国の姿勢 肌と健康③合成シャンプーの諸問題

石けんは「世界最古の化学製品のひとつ」とされます。

化学物質の安全性について確かめるには何年もかかりますが、人間に対しての安全性については何世代にも渡る検証が必要です。

石けんは、12世紀にはすでに地中海地方で工業的な大量生産が行われていましたから、人間が現在の形の石けんを使い始めて少なく見積もっても900年以上経っています。

それほど長い間石けんを使い続けても、人体や環境に重大な悪影響は出ていません。

つまり石けんの安全性については確認済みなのです。

「ばい菌から家族を守ります」と謳って、「ビオレu」や「ミューズ固形石鹸」などの手洗い石けん,スキンクリーム,歯磨きなど,毎日使用されている広範囲のパーソナルケア製品に,防腐剤や抗菌剤として広く使用されていたトリクロサンやトリクロカルバンは効果がないどころか人体や環境に害がある可能性が高いことが明らかになりました。

約40年間。「安全」として使われていたのです。

2015年6月、EUの専門機関、欧州化学機関(ECHA)が、人間や環境中の生物への影響 を考慮して、殺菌効果を目的とする衛生用品(石けんやシャンプーなど)へのトリクロサンの使用を禁止する決定を下しました。

2016年9月、米食品医薬局(FDA)は、抗菌作用があるトリクロサンなどの19成分を含む商品が、人体や環境に害がある可能性が高いとして、全面的に販売を禁止すると発表。

これを受けて、日本の厚生労働省でも、薬用石けんに含まれる19種類の殺菌成分を1年以内(2018年9月まで)に切り替えるように各製造会社に要請しました。

※ 詳しくはhttps://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000138223.html

海外では「禁止」なのに、日本では「要請」とは、厚生労働省の姿勢に疑問を持たざるを得ません。消費者は商品の謳い文句を鵜呑みにしないことです。