日本では、石けんが一般家庭で使われるようになった明治中頃(1900年頃)から昭和30
年(1950年)代までの50~60年間は身体も髪も石けんで洗っていました。
1960年代に合成シャンプーが発売され、手軽さからほとんどの人が合成シャンプーを使うようになりました。
1970年代に内風呂とシャワーが各家庭に普及することによって洗髪の回数、シャンプーの消費量が爆発的に増えました。
1990年代半ば頃から毎日髪を洗うことが一般化しましたが、日本人は諸外国と比べて髪を洗いすぎているようです。
- 世界の人々を平均すると、ほぼ毎日シャワー浴びて、2日に1度、シャンプーで髪を洗う。
- 日本人はシャワー(風呂)に入るたびに髪の毛を洗うが、これは世界的トレンドではない。
- 中南米の人々は、シャワー好きが多い。
なお、髪の毛やカラダの洗いすぎは、頭皮や皮膚を傷めることになるという研究も発表されている。
「シャワーをほぼ毎日浴びて、2日に1回ほど髪を洗う」
https://tabi-labo.com/101882/how-often-shower
※引用は青字、以下同様
洗髪の回数が増えるにしたがって、抜け毛や枝毛、脱毛などトラブルで悩む人が多くなっています。
頭皮に必要な皮脂を残しながらすっきりと洗うことができる石けんシャンプーは、自分に備わった肌のバリア機能、自浄作用をきちんと理解して、それらを邪魔しないことの大切さを知っている人、そのため髪や頭皮が健康な人々から強く支持されています。
石けんシャンプーの成分は、コーティング剤(シリコーンやカチオン系ポリマーなど)などの添加物が配合されていない、シンプルでごまかしのない成分ですから、シャンプーに使うと、髪の健康状態がそのまま表れます。
※石けん素地(カリ石けん素地)、石けん分(純石けん分)、脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム、が主成分であれば、石けんシャンプーです。
石けんシャンプーについて、以下のような「感想」が随所に見られます。
髪がきしんでしまう
石けんカスが残る
洗い上がりがごわごわする
※宣伝文句や筆者が批判的に引用する文章などは緑字、以下同様
石けんシャンプーで髪がきしむのは、もともと弱酸性だった髪が、石けんのアルカリ性によってキューティクルが開くためですが、合成シャンプーのようにコーティング剤でつるつるに仕上げないため、ごく当たり前のことです。
このきしみは、クエン酸などの酸性の水溶液で中和(リンス)すれば、すぐに解消しますが、髪の健康な人は乾けば弱酸性に戻るため、石けんでシャンプーをする多くの人がリンスをしません。
髪が傷んでいる方には、石けんは非常に使いにくいことは確かです。
石けんシャンプーに関する否定的な見解は、髪が傷んでいるため石けんが上手く使えない人たちと、石けんシャンプーが安価で快適なため、その良さが広く知れ渡ることが困る人たちによって流布されていると考えられます。