1本の毛髪が成長しはじめてから抜け落ちるまでの周期をヘアサイクルといいますが、
頭髪のヘアサイクルは3~5年、まつげや眉毛は約1ヶ月といわれています。
ヒトの皮膚にはターンオーバー(新陳代謝)という機能があり、肌(皮膚)も約1か月のサイクルで生まれ変わり、これは頭皮も同じです。


シャンプーの目的は、ほこりや花粉などの髪につく汚れや、皮脂による頭皮の汚れを
しっかり洗い流して頭皮を清潔に保つことです。
合成洗剤から石けんに切り替える際の最大の難関は合成洗剤の「残留物」です。
洗濯の場合、残留物を洗い流すためには通常の洗濯よりも非常に多くの粉石けんが必要になります。
食器洗いの場合は、再付着防止剤など食器に膜の様に貼り付いていた合成洗剤の残留物が少しずつ落ちて、食器が白く曇る、ヌル付く等の問題が起こります。
洗濯や肌の洗浄には石けんを使っている人が、シャンプーは合成、ということが非常に多いのですが、傷んだ髪を石けんで洗うことの難しさを示しています。
石けん否定派の方々は、石けんシャンプーの難しさを云々しますが、石けんが髪に悪いわけではなく、ダメージだらけの髪が石けんシャンプーを難しくしているだけです。
市販のシャンプーには、シリコーンやカチオンポリマーというコーティング剤、保湿剤などの添加物が髪や頭皮に付着、残留しているため、石けんはそれらの残留物に反応してなかなか泡立ちません。
泡が立たなければ、石けんは洗う力を発揮できません。
髪が短く、ダメージがひどくない場合は、すぐに泡がたたなくても、一度流して二度洗いか三度ぐらいで泡が立つはずです。
たっぷりの泡で、丁寧に洗えば、まずは成功です。
カラーやパーマ、縮毛矯正などの美容室のケミカル施術を受けている場合、髪の表面だけでなく、髪の内部まで変質していますから、ダメ―ジが非常に大きいのです。
頭皮や髪の傷みがひどい場合、アルカリ中和能が十分に働かないことが考えられますので、一定期間は石けんを使わないで洗うことも検討する必要があります。
ガスールやモンモリロナイトなどのクレイ(ねんど)やヘナ、こんぶ、ふのり製品でもシャンプーができます。
合成洗剤の残留物がなくなり、だんだん髪の状態がよくなるにつれ、石けんで一度目でもしっかり泡が立ってくるようになります。
しっかり洗うけど、洗いすぎの心配のない石けんシャンプーは、頭皮も髪も健康にしてくれます。